回勅 人間の偉大さ――AIの時代における人格の擁護

2026年9月30日発売
19世紀末のレオ十三世の回勅『レールム・ノヴァールム』を嚆矢とする教会の社会教説の歴史と原理を概観し、人工知能に代表される高度なテクノロジーが生活の領域にまで深くかかわっている現代において、それが示す指針をどう適応させるかを考察したうえで、人間が真に人間らしくあるにはどのような道をたどるべきかを説く。
【原文の発表年月日】2026年5月15日

原タイトル MAGNIFICA HUMANITAS
著者 教皇レオ十四世
発行日 2026/10/1
判型 四六・上製
ページ数 240 P
価格 本体価格 1400円(税込 1540円)
ISBN 978-4-87750-263-8
在庫状況 入庫待ち

当出版局へご注文

書店でご購入

全国のカトリック書店で取扱っています。

目次・内容を確認する目次・内容を閉じる

目次

序 文

現代の新しいことがら(res novae)/聖書における二つのイメージ/善を築く/人間らしさを保ち続ける

第一章 福音に忠実であるダイナミックな思考

人類の歴史を歩む教会
みことばの知恵と人文科学との対話/共同体の識別としての社会教説
教皇レオ十三世から今日までの社会的教導職の発展
教会の社会教説の最初の段階/第二バチカン公会議の時期/最近の教導職
信仰の光に照らした歴史の解釈

第二章 教会の社会教説の基礎と原理

社会教説の基礎
三位一体の神の像である人間/すべての人の平等な尊厳/人権の最高の価値
社会教説の諸原理
共通善の原理/財貨は万人のためにあるという原理/補完性の原理/連帯の原理/社会正義の原理
全人的発展
教会にとっての吟味

第三章 技術と支配―AIの可能性を前にした人格の偉大さ

技術主義テクノクラティックパラダイムとデジタルパワー
人工知能
注意を必要とする貴重なツール/AIに対する責任、透明性、管理
失ってはならないもの
背景にある物語―〈トランスヒューマニズム〉と〈ポストヒューマニズム〉/人間の限界、心、偉大さ
真に「人間を超える」存在―恵みとキリスト教的ヒューマニズム
二つの国と二つの愛

第四章 変化の中で人間を保護する―真理、労働、自由

共通財としての真理
真理と民主主義/コミュニケーションと集団の想像力/コミュニケーションのエコロジーに向けて/デジタル時代のための教育連携/学校の中心的な役割
デジタルへの移行期における労働の尊厳
労働の価値/失業の問題/尊厳を重んじる経済/家庭と若者―希望の社会的条件
依存と商品化から自由を守る
依存と社会統制/新たな奴隷制の鎖を断ち切る
共同責任

第五章 権力の文化と愛の文明

デジタル時代における愛の文明
権力の文化
戦争の常態化/限度のない武力/兵器とAI/多国間主義の危機/政治的現実主義といわれるもの
愛の文明を築く
わたしたちは皆、役割を果たすことができる/ことばを武装解除する/正義のうちに平和を築く/犠牲者の視点に立つ/健全な現実主義をはぐくむ/対話を再開する/外交と多国間主義の必要性/祈り、希望する

結 び

みことばは肉となった/キリストにおける一つのからだ/現代の建設現場/希望の歌―「マリアの賛歌(マニフィカト)」

PAGE TOP