司教のための社会問題研修会、開かれる

12月9日と10日、東京・江東区の日本カトリック会館で、本年度の「司教のための社会問題研修会」が開かれました。全国から、15人の司教・教区管理者ほか、社会司教委員会の秘書ら、全部で20人ほどが参加しました。 ことしの研修 […]

12月9日と10日、東京・江東区の日本カトリック会館で、本年度の「司教のための社会問題研修会」が開かれました。全国から、15人の司教・教区管理者ほか、社会司教委員会の秘書ら、全部で20人ほどが参加しました。
ことしの研修会では主に2つの点について勉強しました。

ひとつは、教皇フランシスコがことし5月24日に発表した回勅『ラウダート・シ』について。現在、同書の翻訳作業を進めている瀬本正之神父(イエズス会)から解説を受けました。「エコロジーと貧しい人々との関係性」など、この回勅で繰り返し強調されている論点について説明がありました。もう1点は、現在編集作業中の、脱原発に関する文書について、司教たちが担当する部分について検討し、意見交換しました。

さらに希望者は、同会館からほど近い、江東区夢の島内にある第五福竜丸展示館を訪問し、当時の被ばく状況など、同館でボランティアで働く学芸員の方から詳しく学ぶ機会を持ちました。

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