教皇、南米訪問終える

1月15日から南米のチリとペルーを訪問していた教皇フランシスコ=写真は同教皇の紋章=は21日、ペルーの首都リマで市民と共にミサをささげ、今回の司牧訪問の全公式行事を終えました。 ペルーの首都リマの空軍基地でのミサには、約 […]

1月15日から南米のチリとペルーを訪問していた教皇フランシスコ=写真は同教皇の紋章=は21日、ペルーの首都リマで市民と共にミサをささげ、今回の司牧訪問の全公式行事を終えました。

ペルーの首都リマの空軍基地でのミサには、約130万人の信者が集まりました。バチカン放送(日本語)が伝えています。

教皇は訪問中、アマゾン地域の様々な民族の代表ら約4,000人とも会いました。教皇はペルーのボリビア国境に近いプエルト・マルドナドで19日、先住民らと交流。彼らの生活を脅かす環境破壊や搾取などの諸問題について話を聞きました。同教皇は2015年5月、環境問題などに関する回勅『ラウダート・シ』を発表しています。

教皇は同じ19日、プエルト・マルドナドの児童養護施設も訪問しました。16日にはチリの首都サンティアゴ市内にある女性刑務所を訪れ、約600人の受刑者を激励していました。受刑者の中には子どもを連れた母親の姿も多く見られました。

教皇は16日、サンティアゴの教皇庁大使館で、司祭による未成年者への性的虐待の被害者らと会いました。これに関する問題については、ペルーからローマに戻る機中での教皇による記者会見でも、主な質問事項になりました。

サプライズもありました。教皇は18日、サンティアゴから移動中の機内で、添乗員同士の結婚式を急きょ行い、世界中で話題になりました。

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