マリアとともに若者たちが自身を感じ気づいていくように招いています
「この声 届けよう。
手を広げて。
はやる気持ちで。
主は生き、ともにいる。
愛を止めないで。」
*テーマソングのコーラス箇所(統一訳)より
オフィシャルテーマソング(邦訳バージョン)楽譜ダウンロード
ワールドユースデー(WYD)リスボン2023テーマソング『Ha Pressa no Ar』が1月27日にリリースされました。
インターナショナルバージョン:
Official Theme Song | WYD Lisbon 2023 | Official Video – YouTube
このオフィシャルソングはWYDリスボン2023のテーマ:「マリアは出かけて、急いで山里に向かった」(ルカ1:39)―マリアが「はい」と言って急いでエリサベトに会いに出かけたこと―を伝え、このテーマを感化させています。
『Ha Pressa no Ar』はポルトガル、コインブラ教区のJoão Paulo Vaz神父が作詞、音楽家のPedro Ferreira先生が作曲、ガルシア合唱団によってアレンジされました。
この度のオフィシャルソングには、ポルトガル語版およびインターナショナル版の二つのバージョンがあり、インターナショナル版はポルトガル語、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語の5言語を混合する形で構成されています。
このテーマソングを歌うとき、世界中の若者たちがマリアとともに自身を感じ、自身に気づいていけるように、世界へ運んでいく使命の奉仕に身をゆだねていくように、招いています。
また、この歌詞は、WYDで皆がともに集まり、そこにイエスが訪れる喜びを待ち望む思いを、表現しています。
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<テーマソング選考において>
ポルトガルの人々が参加するポルトガル国内での選考会では、100件以上の応募作品がWYD開催地運営委員会に届き、音楽専門家の方々とともに審査する選考過程を経て、このオフィシャルテーマソングが選ばれました。
この選考過程では、教皇フランシスコが述べているWYDリスボン2023の「目的」、「福音宣教の強調」、「ポルトガル文化」にどのように共感されたか、が重要な選考要素として問われました。
昨年、世界中の若者たちがこの選考準備に関わり、そのうち何人かはその先の選考過程やレコーディングにも参加しました。
<ともに集うために生まれた歌>
Pedro Ferreira氏(41歳)が小さな部屋で弾いたピアノだけの曲『祝福を通してコミュニティが集うために…』が最初に出来上がり、その後、教区で活動するバンド仲間たちが関わり、João Paulo Vaz神父に依頼して歌詞を作詞し、この歌が完成しました。「曲のメロディーを変えずに、ギターを弾きながらいつものように作詞をはじめた…」とJoão Paulo Vaz神父(51歳)は語っています。また、「この曲(ポルトガル語版)のテーマ『マリアは出かけて、急いで山里に向かった』(ルカ1:39)は自身と聖母マリアとの関係を改めて内省する機会となり、この詩を作る過程は、わたしにとっても深い祈りの時間となりました」とJoão Paulo Vaz神父は自身の思いを分かち合っています。
この選考会で求められた「ポピュラーで、明るく、若々しく、覚えやすく、訳しやすいこと」というスタイルを考慮する中で、このテーマソングの編曲を担った音楽家Carlos Garcia氏は「もともとの豊かな独自性ある曲の構造と調和を変えないように意識し、作曲者が作ったメロディーを強調した」と話します。作曲者であるPedro Ferreira氏はいくつもの音楽プロジェクトを掲げるポルトガルのバンド『Anaquim』の創立者です。