国際会議「シノドスのための小教区司祭」に際し 教皇フランシスコが小教区司祭に託す使命

国際会議「シノドスのための小教区司祭」に際し 教皇フランシスコが小教区司祭に託す使命  世界中の小教区司祭を代表してここに集まった皆さんに、お願いしたいことがあります。シノドス総会第2会期に向けて、小教区司祭のかたの声に […]

国際会議「シノドスのための小教区司祭」に際し
教皇フランシスコが小教区司祭に託す使命



 世界中の小教区司祭を代表してここに集まった皆さんに、お願いしたいことがあります。シノドス総会第2会期に向けて、小教区司祭のかたの声に耳を傾け続けるために、皆さんの助けが必要です。この集いはとても重要なものでありますが、それだけでは不十分です。より多くの小教区司祭をシノドスのダイナミズムに巻き込みたいのであれば、わたしたちはもっと多くのことをしなければなりません。そしてこれは、この集いを主催したシノドス事務局やローマ教皇庁の諸省だけでできることではありません。

 したがって、今日、皆さんにお願いしたいのは、帰国後、皆さんの兄弟である小教区司祭とともに、シノダリティの宣教者となっていただくことです。つまり、シノドス的、宣教的な光で照らし、小教区司祭の奉仕職の刷新に関する考察にひらめきを与え、小教区司祭の間で、直接、あるいはオンラインによる「霊における会話」の時を促進し、すでに組織されている集いの機会を最大限に活用し、あるいはその目的のために集いを企画することです。そして、皆さんにお知らせする方法にしたがって、これらの集いの成果をシノドス事務局に報告してください。皆さんが帰国後、皆さんの司教や司教協議会とこの企画について話し合い、それは教皇から皆さんに与えられた任務であると伝えてください。

 わたしの側では、世界中の全小教区司祭にこの構想について知らせ、皆さんが小教区司祭の中でシノダリティの宣教者と紹介されるように、手紙を書きました。今、この手紙に署名し、そのコピーを皆さん一人ひとりに託しますので、帰国後、それを配布してください。

 ご協力いただき、ありがとうございます。皆さんのために祈りをささげますので、皆さんもわたしのために祈ることを忘れないでください。


フランシスコ

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