今こそ原発の廃止を――日本のカトリック教会の問いかけ

東日本大震災から8か月後の2011年11月に司教団が発表した脱原発のメッセージを補完して、科学的、哲学的、神学的な裏づけをなす。
 核エネルギー利用の歴史をひもとき原発事故当事国である日本の責任を問い、核技術に関する科学的な解説をなしたうえで、カトリックの教理と現代の環境思想を踏まえた核をめぐる倫理的な考察を展開する。

原タイトル
著者 日本カトリック司教協議会『今こそ原発の廃止を』編纂委員会・編
発行日 2016/10/4
判型 A5
ページ数 288 P
価格 本体価格 1800円(税込1944円)
ISBN 978-4-87750-200-3
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目次

いますぐ原発の廃止を~福島第一原発事故という悲劇的な災害を前にして~

本書について

第1部 核開発から福島原発事故―歴史的・社会的問題
 第1章 核エネルギー(原子力)の利用と被曝の歴史
  1 原子爆弾と被爆・被曝
  2 日本における原子力発電の歴史
  3 原発および関連施設の巨大事故
  4 労働者の被曝
 第2章 福島第一原発事故と人間
  1 福島第一原発事故
  2 痛みと苦しみ――原発災害の社会・心理的被害
  3 嘆きと怒り――原発の構造的非人道性
  4 権利と救済――「人間の復興」への道すじ
第1部補足解説
さよなら原発5万人集会・武藤類子さんのスピーチ

第2部 核エネルギー、原子力発電の科学技術的性格
 第1章 放射線、核エネルギー、原子力発電
  1 原子核の内部構造と放射線
  2 原子炉と原子力発電
  3 低線量被曝の健康影響
 第2章 原子力発電の問題点
  1 原子力発電所の特殊性
  2 過酷事故の性格
  3 災害と防災
  4 核廃棄物の処理
 第3章 福島第一原発事故――圧倒的な災害
  1 福島第一原発で何が起こったか
  2 福島第一原発事故で何が起こりえたか
第2部補足解説

第3部 脱原発の思想とキリスト教
 第1章 核エネルギー利用についての倫理
  1 聖書にみる環境倫理の基礎
  2 キリスト教の伝統における被造物と人間
  3 核エネルギーの登場と人間
  4 現代環境倫理の視点
  5 回勅『ラウダート・シ』
  6 核エネルギーについてのキリスト教的倫理
 第2章 他教会・他宗教の視点と取り組み
  1 脱原発先進国の視点
  2 原発問題に取り組む他の司教団
  3 教皇庁の原発問題に対する立場
  4 他教派・他宗教の脱原発動向
 第3章 自然エネルギーの可能性
  1 再生可能エネルギーへの転換
  2 地球温暖化防止への取り組み
  3 電気エネルギー依存を減らす
第3部補足解説

結論

参考文献

対話への道筋を求めて

あとがき

索引

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