イエス・キリスト、神の子、救い主――ニケア公会議1700周年(325-2025年)

2026年7月16日発売
 2025年にニケア公会議1700年にあたって発表された文書。ニケア・コンスタンチノープル信条のキリスト論的、三位一体論的、人間論的源泉を明らかにし、今もキリスト者を導くニケア公会議について、それがあかしした「イエス・キリストの出来事」と、それがもたらした「知恵の出来事」「教会の出来事」を考察するとともに、ニケアで宣言された信仰の信頼性の条件を分析する。

原タイトル Gesù Cristo, Figlio di Dio, Salvatore: 1700o anniversario del Concilio Ecumenico di Nicea (325-2025)
著者 教皇庁 国際神学委員会
発行日 2026/7/22
判型 B6
ページ数 192 P
価格 本体価格 1100円(税込 1210円)
ISBN 978-4-87750-262-1
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目次

   本文書について
   前置き

序文――栄唱、神学、告知

第一章 救いに関する信条――ニケアの教義の栄唱と神学
 1 わたしたちを救う神の三つの位格の
    はかりしれなさを把握する―無限に「神は愛である」
   1・1 子と聖霊の偉大さの基盤としての、
        父である神の父性のはかりしれなさ
   1・2 〈ホモウーシオス〉という表現を用いたことに関する考察
   1・3 救済史の統一性
 2 救い主キリストとその救いのわざのはかりしれなさを把握する
   2・1 キリストをそのすべての偉大さにおいて見る
   2・2 救いのわざのはかりしれなさ――その歴史的確実性
   2・3 救いのわざの偉大さ――過越の神秘
 3 人間に与えられた救いのはかりしれなさと、
    わたしたち人間の召命のはかりしれなさを把握する
   3・1 救いの偉大さ――神のいのちに歩み入る
   3・2 神的愛への人間の召命のはかりしれなさ7
   3・3 教会のたまものと洗礼のすばらしさ
 4 救いのはかりしれなさをともに記念する――ニケア信仰の
    エキュメニカルな意味と、復活祭を同じ日に祝う希望

第二章 信仰者の生活におけるニケア信条
     ――「われわれは洗礼を信じ、信じることを祈る」
 序言――わたしたちが告白する信仰を生きる
 1 洗礼と三位一体信仰
 2 信仰告白としてのニケア信条
 3 説教とカテケージスによる深まり
 4 御子への祈りと栄唱
 5 賛歌における神学

第三章 神学的・教会的な出来事としてのニケア
 1 キリストの出来事―「いまだかつて、神を見た者はいない。〔……〕
    独り子である神、このかたが神を示されたのである」
    (ヨハネ1・18)
   1・1 受肉したことばであるキリストが御父を示す
   1・2 「しかし、わたしたちはキリストの思いを抱いています」
        (一コリント2・16)――創造の類比と愛徳の類比
   1・3 キリストの祈りを通して御父を知る
 2 知恵の出来事――人間の思考にとっての新しさ
   2・1 啓示は人間の思考を豊かにし、広げる
   2・2 文化的・異文化間対話的な出来事
   2・3 教会の創造的な忠実さと、異端の問題
 3 教会的な出来事――最初の普遍公会議としてのニケア公会議
   3・1 教会はその本性と構造によってキリストの出来事に根ざす
   3・2 教会のカリスマの構造的な協力とニケアへの道
   3・3 ニケア普遍公会議

第四章 すべての神の民が近づくことのできる信仰を守る
 序言――ニケア公会議とキリスト教の神秘の信頼性の条件
 1 救いをもたらす真理の全体に奉仕する神学
   1・1 終末論的に有効な真理であるキリスト
   1・2 救いと神的〈子性〉の過程
 2 教会の仲介と、教義的連続性の転換
    ――三位一体、キリスト論、聖霊論、教会論
   2・1 信仰の仲介と教会の神秘
   2・2 異論とシノダリティ
   2・3 合意を形成し、新たにするための聖霊の舌
 3 ゆだねられた信仰の遺産を見守る
    ――もっとも小さい者に奉仕する愛
   3・1 すべての人に示される神の民の一致した信仰
   3・2 政治権力に対して信仰を守る

結 び 今日、すべての人に
     わたしたちの救いであるイエスを告げ知らせる

   注
   訳者あとがき

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