2007年平和旬間のための談話

今年も暑い夏とともに平和旬間が近づいてきました。私たち社会司教委員会は、この大切な期間を迎えるに際し、今一度平和のために心から祈り、行動することを皆さんに呼びかけたいと思います。   思い起こせば1981年、ヨハネ・パウ […]

今年も暑い夏とともに平和旬間が近づいてきました。私たち社会司教委員会は、この大切な期間を迎えるに際し、今一度平和のために心から祈り、行動することを皆さんに呼びかけたいと思います。
 
思い起こせば1981年、ヨハネ・パウロ二世が歴代教皇の中で始めて日本の土を踏んで以来、すでに26年が経ちました。その時に広島から全世界に向かって発したことば、「戦争は人間の仕業です。戦争は死です」から始まる平和アピールは、今も私たちの心に深く響いています。しかも、その内容はまさに今の世界と日本の現状に対してまったく変わらない大切なメッセージを含んでいます。世界各地で続いている暴力の連鎖、核拡散の危機、とてつもない貧富の格差や環境の破壊など、人間の命を脅かし平和を壊す動きはとどまるところを知りませんが、このメッセージに応えて平和をつくろうと努力
 
している人々がいることは私たちにとって希望でもあります。なぜなら、戦争するのも人間ですが、その同じ人間がまた平和をもつくることができると信じるからです。それは同時に、平和のために来られ、今も私たちと共に働いておられるキリストご自身が“平和の主”と信じることでもあります。
 
今年、私たち社会司教委員会は、皆さんに平和旬間の取り組みの材料をいくつか紹介したいと思います。それらを活用しながら、皆さんの小教区、各家庭、個人で平和のために共に祈り、行動していただけたらと思います。

  1. 今年の2月に発表された司教団メッセージ
    「信教の自由と政教分離について」をよく読み、問題意識を深める。
    信教の自由と政教分離』日本カトリック司教協議会社会司教委員会・編(600円+税)
    カトリック中央協議会出版部  TEL 03-5632-4429 FAX 03-5632-4456

  2. 教皇ヨハネ・パウロ二世の平和アピールをもう一度味わい、平和への決意を新たにする。
    プリント「教皇ヨハネ・パウロ二世 平和アピール」日本語&英語 
    カトリック中央協議会社会福音化推進部  TEL 03-5632-4413 FAX 03-5632-4461

  3. 平和旬間の間に教会や家庭で平和のための祈りの集いをする。
    戦後60年『平和の祈り』 日本カトリック正義と平和協議会・編 (送料+カンパ)
    カトリック正義と平和協議会  TEL 03-5632-4444 FAX03-5632-7920
    参照:戦後60年 平和メッセージ

日本カトリック社会司教委員会
委員長 髙見三明

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