第二バチカン公会議の学びのすすめ ~特に、『教会憲章』と『現代世界憲章』を読む~

第二バチカン公会議の学びのすすめ ~特に、『教会憲章』と『現代世界憲章』を読む~  教皇ベネディクト16世が、第二バチカン公会議開催50周年を記念し、自発教令『ポルタ・フィデイ』(『信仰の門』)をもって呼びかけた「信仰年 […]

第二バチカン公会議の学びのすすめ
~特に、『教会憲章』と『現代世界憲章』を読む~

 教皇ベネディクト16世が、第二バチカン公会議開催50周年を記念し、自発教令『ポルタ・フィデイ』(『信仰の門』)をもって呼びかけた「信仰年」(2012年10月~2013年11月)は終りました。この公会議は1965年の第4会期まで4年間続きましたので、今年からの2年間(2014~2015年)も引き続き、第二バチカン公会議の実りをじっくり検証する時だと思います。

 第二バチカン公会議は、第一バチカン公会議後、世界にひろがった教会が自らを、新しい姿で世に示そうとする会議でした。福者教皇ヨハネ23世は、20世紀に2つの世界大戦を経験した人類社会が大きく変動し、危機に直面していることを察し、現代人の諸問題解決のためにカトリック教会が貢献する必要を感じて公会議を開催したのでした。公会議が始まると教父たちは、教会が社会と遊離しているという現実とともに、教会が社会に対して果たすべき役割があることを認めました。第二バチカン公会議から50年を経た今日も、カトリック教会は、これらの同様の課題に直面しています。そして、教会の現代化(アジョルナメント)という公会議の精神に立ち帰り、今日生き生きとキリストを証しすることができるように、新たな刷新が求められています。
 昨年、司教団は、第二バチカン公会議の16の公文書の公式訳を全面的に改訂し、中央協議会から発行しました。また、その中の重要な4つの憲章、『典礼憲章』、『神の啓示に関する教義憲章』(啓示憲章)『教会憲章』『現代世界憲章』を、分冊で発行いたします。
 第二バチカン公会議が何であったのか、またその今日的意義を問うために、わたしたち司教団は、日本の教会全体として、第二バチカン公会議の公文書を読み、その精神と教えを学ぶよう引き続き皆さんに呼びかけを行います。
 まず、2014~2015年の2年間をかけては、特に『教会憲章』と『現代世界憲章』を読んでみたいと思います。
 『教会憲章』は、教会が「神の民」であることを宣言し、世界の中で教会は「救いの普遍的秘跡である」という視点で自らを捉えました。
 『現代世界憲章』は、そのような教会が、なぜ社会とかかわるのかの原理を示し、社会の諸問題に福音の光を投げかけ、緊急の課題の解決のための指針を初めて全人類に語りかけました。
 全国でいろいろな機会を設け、『教会憲章』と『現代世界憲章』の勉強を行うよう、皆さんにお勧めいたします。

2014年2月17日
日本カトリック司教協議会
会 長 岡田武夫

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