日本とバチカン国交樹立75周年

今年は日本とバチカンが国交を樹立して75周年です。ローマでは記念のミサがささげられ、シンポジウムが開かれるなどました。バチカン放送(日本語)もその様子を伝えています。 10月11日、ローマのジェズ教会では日本カトリック司 […]

今年は日本とバチカンが国交を樹立して75周年です。ローマでは記念のミサがささげられ、シンポジウムが開かれるなどました。バチカン放送(日本語)もその様子を伝えています。

10月11日、ローマのジェズ教会では日本カトリック司教協議会が主催する記念のミサがささげられました=写真。ジェズ教会はイエズス会ゆかりの教会で、日本とも深いつながりがあります。

主司式はバチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿。日本の6人の司教やローマ在住の枢機卿たちも共同司式し、各国大使や日本からの巡礼団約100人、ローマの日本人カトリック信者らが参列しました。巡礼団はユスト高山右近の列福答礼のためにローマを訪れていました。

※関連のお知らせ「右近の聖遺物を教皇に献呈」

ミサの終わりに司教協議会会長の髙見三明大司教(長崎教区)があいさつ。同大司教は、日本国民がバチカンを通してキリスト教をより正確に知り、またバチカンに代表されるカトリック教会も日本をより深く知ることで、両者の関係がますます深く豊かになるよう願いました(あいさつの全文)。

ミサでは聖ペトロ大聖堂の聖歌隊も協力し、ラテン語の聖歌などのほか、日本語で『花は咲く』も披露しました。

10月12日には教皇庁立グレゴリアン大学で記念シンポジウムが開かれました。

初めに同大学のヌノ・ダ・シルバ・ゴンサルベス学長、中村芳夫駐バチカン日本国大使、バチカン外務局長ポール・リチャード・ギャラガー大司教らがあいさつしました。ギャラガー大司教は今年1月末から2月初めにかけて来日していました。

シンポジウムはグレゴリアン大学教会法学部の菅原裕二神父(イエズス会)が司会し、上智大学の川村信三神父=同会 、グレゴリアン大学のデリオ・メンドンサ神父=同会、ボアノヴァ宣教会のアデリーノ・アシェンソ神父が発題。続いてディスカッションが行われました。

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