フィリピン・マニラで、右近列福感謝ミサ

2017年2月の列福式から1年を経た2月3日、日本各地の教会で、「福者ユスト高山右近殉教者」の記念日ミサが行われました。フィリピンの首都マニラでも、日本からの公式巡礼団を迎え、記念日ミサが盛大に祝われました。 場所は、マ […]

2017年2月の列福式から1年を経た2月3日、日本各地の教会で、「福者ユスト高山右近殉教者」の記念日ミサが行われました。フィリピンの首都マニラでも、日本からの公式巡礼団を迎え、記念日ミサが盛大に祝われました。

場所は、マニラ教区の司教座聖堂にある「無原罪の聖マリア聖堂」。日本からは、司教協議会会長の髙見三明大司教(長崎教区)、列聖推進委員会委員長の大塚喜直司教(京都教区)ら6人の司教をはじめ、60人あまりの巡礼団が参加し、地元フィリピンから多くの司祭修道者、信徒の皆さんがともに福者右近の記念日を祝いました。

ミサの司式はマニラ大司教のルイス・アントニオ・タグレ枢機卿(=写真)が行いました。説教でタグレ枢機卿は、殉教者の苦しみについて、「意味のある苦しみ」と述べました。「使命のための苦しみであり、他者のための苦しみです。ですから、それは単なる苦しみではなく、他者が生きるために、自分のいのちをささげることです」。

福者右近のように、すべてのキリスト者がイエスの愛のあかし人となるよう招かれていることを説き、「皆さん自身を、皆さんのいのちを、皆さんの使命のために、他者のためにささげてください。苦しむ人々と一つになってください。なに一つ、皆さんをキリストの愛から引き離すものはありません」と呼びかけました。
(説教全文と当日の映像はこちら)


巡礼団は、このミサ前日の2日に、マニラにある右近ゆかりのパコ教会(=写真)でミサをささげ、また記念日ミサの前には、右近が日々通っていたサン・アウグスチン教会なども訪問しました。

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